BitSummit Vol.7に行ってきた感想!
さて、少し遅くなりましたが、今年もBitSummitに行ってきたのでそのレポを書きたいと思います。
BitSummitとは毎年京都で開催されている国内最大のインディーゲームの祭典の事です。
詳しくは下記リンクをクリック!
ちなみに去年のレポはこちら。
- 恐怖の世界:World of Horror
- オバケイドロ
- 暗夜长梦 In Nightmare
- Invisible
- Last Labyrinth
- Kingdom of Night
- わ~きんぐでっど
- Cyborg Prototype
- RPGタイム!~ライトの伝説~
- Dream Daddy:A Dad Dating Simulator
- Muse Dash
- Ghostpia
- NECROBARISTA-ネクロバリスタ
- No Straight Roads
- Orangeblood
- OUTRIDER MAKO ~露払いマコの見習帖~
- ベアナックルⅣ(Streets of Rage 4)
- モチ上ガール
- 有翼のフロイライン
- Scarlet Gazers
- PlayDog PlayTag
- BitSummit Vol.7のまとめ
ホラーゲーマー的にまずはホラーゲームからいきましょう。
恐怖の世界:World of Horror
レトロPCゲームを彷彿とさせる、一風変わったグラフィックが目を惹くホラーRPG。
伊藤潤二の漫画作品にインスパイアされたそうで、そう言われると納得の独特の生理的嫌悪感を誘うおどろおどろしい展開がプレイヤーを待ち受ける。
プレイする度に起きるイベントがランダムで変わるローグライトな作りになっており、プレイヤーの状態によってもイベントの成否が変わるTRPG的な要素も含まれている。
遊んでみると想像以上に完成度が高く、素直に驚かされた作品!
敵との戦闘でダメージを受ける度に主人公のグラフィックがボロボロに変化していき、コマンド式の戦闘ながら怪異との死闘感がすごい。
ハサミ女に口をバッサリ裂かれたりして、うへぇ・・・・・・な感じ。
ちょっとしたイベントもプレイヤーを驚かせる演出が入っていたり、純粋にホラーゲームとして楽しめた。
戦闘コマンドにいくつか未翻訳部分が見受けられたものの、日本語のローカライズは全体的に高品質だった。
これは間違いなく今後の注目作。
ところでこのゲーム、緻密に描きこまれたグラフィックが特徴なのだが、なんとMicrosoft paintで描かれたものなのだそう。
その情報が一番のホラーだよ!
Steamでリリース予定の他、PS4やSwitchでも発売予定。
オススメです。
オバケイドロ
オバケと人間に分かれてケイドロをする1対3の非対称マルチ対戦ゲーム。
三分間以内に全員捕まえたらオバケの勝ち、そうでなければ人間の勝ちってルール。
ちびっ子向けDead by Daylightって雰囲気ね。
オバケは壁を貫通して人間を追いかけることが可能だが、壁を貫通している間は移動速度が遅くなるのが特徴。
壁の中に潜んで待ち伏せたり、みたいなオバケ的ムーブもできる。
ルールが単純なので、すぐにワイワイ遊べる のが良い。
BitSummit会場でも好評で、会場での人気投票で選ばれるポピュラーセレクションアワードを受賞していた。
実際面白かったし!
時間制限制のため、時間不足でオバケの敗北がほぼ確定した時の捨てゲー問題はどう対応していくのか少し不安な部分はあるが、ルールやバランス調整に期待したい。
今後の開発で新しいオバケや人間が追加されていく予定だそうで、今後が楽しみなタイトル。
暗夜长梦 In Nightmare
暗夜長夢-In Nightmare-PS4-巴哈姆特 GNN
Playstationブースにひっそりあった、リトルナイトメアっぽい雰囲気のホラーアドベンチャー。
発売予定とか全然ないし、ググっても中国語で内容がわからんが、空気感はわりと良い感じだった、ぐらいのふわっとしたことしか言えねえ!
試遊は序盤だけだしな!
日本で発売される予定あるんでしょうかねえ。
Invisible
VRホラーアクションゲーム。
不可視のニンジャが次々と襲ってくるので、“顕現の玉”を投げて相手の位置を特定しつつクナイを投げて倒していく。
試遊版では最後にでかい鬼が出てきて倒すと終了だった。
ホラー要素は・・・・・・ニンジャは半神的存在でモータルにはホラーだから問題ありません。いいね?
一応、襲ってくるのはただのニンジャではなくニンジャの悪霊らしい。
・・・・・・なるほど、ホラーだな!
出展されてる内容だと立ち位置固定のVRシューターでしかなかったが、製品版だとステルス要素とかもあるっぽい?
Last Labyrinth
ホラーでは無いのだが、このゲームも紹介。
VR脱出アドベンチャーゲーム。
主人公は車椅子に括りつけられて頭以外まったく動かせない状態で、言葉の通じない女の子に目線と首の振り方だけで意思を伝えて謎解きをする。
『オペレーターズサイド』と『ICO』合わせたような感じを想像してもらえると近いかも。
ゲーム概要から受けた印象がダークだったので、開発者の方に直接「このゲームにホラー要素はありますか?」と伺ったところ、ホラー要素はありませんとのことだったので少し落胆しながらプレイ。
で、いざプレイしたところ、謎解きを間違えた瞬間に部屋の中に仕掛けられていた、ガソリンスタンドの洗車マシーンじみた鉄製の人間ミンチトラップが迫ってきて、まず相棒の女の子がミンチにされたあと、自分もミンチにされました。
ホラー要素がないとは一体・・・・・・?????????
あの、すぐ近くにニンジャが出てきてホラーって謳ってるゲームがあるんですが・・・・・・。
と、とはいえ、純粋にホラーゲームってわけではないので注意ね。あくまで脱出ADV。
女の子のリアクションもよく作られていて、全体的に完成度高そうな予感がビンビンする注目タイトル。
2019年夏にリリース予定だそうなので、出たら買いたい。
Kingdom of Night
ホラーというよりゾンビ枠な一本。
「DiabloとMotherの融合」とか開発者が謳ってる斜め見下ろしのARPG。
大丈夫?それ悪魔合体してない?
悪魔崇拝のカルト教団がバフォメットを召喚してしまったために、ゾンビを始めとした怪物が跋扈するようになった世界が舞台。
試遊版はBitSummit特別バージョンと前置きされたものだったのだが、あえてシビアな難易度に調整されていたのが印象的だった。
なんとかボスまでいったけど、こんなのどうすんねん!って感じの強さだったぞ!
まあ製品版ではじっくりレベル上げたりできるだろうし、どうにかなるんじゃないですかねえ?(適当)
Steam,Switch,PS4,XboxOneで発売予定。
ちなみにSteamでのリリース予定日は2020年10月31日。
けっこう先だな!
わ~きんぐでっど
ホラーじゃないけどゾンビ枠のゲーム。
といってもこれは京都コンピューター学園の学生作品。
俺は! ホラー的なモチーフの作品に飢えている! だから学生作品でも紹介する!
一見落ち物パズル風な見た目のゲームだが、テーマは就活。
下に並んだゾンビのうち、見た目小奇麗で使えそうなゾンビに合格通知をぶつけていくという、実質シューティングゲーム。
使えなさそうな腐ったゾンビが邪魔で優秀なゾンビが狙えない時は、不合格通知をぶつけると暴れ狂って飛び跳ねまわり始めるので、その隙を縫って採用していく。
なんて世知辛いゲームだ。
オバケにゃ学校も試験もなんにもなかったんじゃねえのかよ!
内容は一発ネタ気味で、ゲームバランスは大味で荒削りだったが、グラフィックはかなり良く出来ていた。
見た目だけなら普通にプロの作品と遜色ない。
何より、着眼点の面白さと後半の高速で荒れ狂うゾンビたちのヤバさは目を惹くものがあった。
発想で勝負できるのは強いよね。
こういう学生作品に触れられるのもBitSummitのいいところなんで、次回に来場する方は触れてみるのはいかがか。
・ここから非ホラーゲーム
Cyborg Prototype
サイボーグ同士がバチバチに殴り合い、壊し合いながら戦う一人用の格闘ゲーム。
倒した相手からパーツを奪って強くなりながら戦い抜くのが特徴で、パーツはプレイする度にランダムというローグライト要素のあるゲームだ。
まだまだ開発途中での出展だったものの、核となる格闘部分の面白さは本物。
サイボーグには部位ごとに耐久値が設定されていて、壊れた部位は攻撃に使うことができなくなる。(ブシドーブレードを想像してもらえると近い)
部位破壊が起きた瞬間にスローモーションになる視覚の気持ちよさが最高!
敵も味方も美少女サイボーグなのだが、最初はフルフェイスのヘッドパーツをつけていて、戦闘で破壊されて初めて顔が覗くフェティッシュさ!
破壊の美学を感じさせる表現が、その気のある人には堪らない。そう、俺の事です。
頭か胴体を壊せば決着なため、大抵の試合は美少女サイボーグの頭を粉砕して終了って部分も完全にそういう趣味。最高。
反対に言えば、急所さえ無事なら一発逆転のチャンスがあるのも熱い。
対人戦が実装されるかも含めて今後の開発状況がどうなっていくかは不明だが、できるだけ追っかけて行きたい作品。
対人戦があったら絶対に楽しいやつなので期待したい。
これは今回のビットサミットでイチオシでしたね。
『銃夢』とか好きな人とかは絶対刺さるぞ。
RPGタイム!~ライトの伝説~
同級生のけんた君が自由帳に描いてきた手描きのRPGを遊ぶというユニークな内容のRPG。
昨年もBitSummitに出てたのだが、たまたまブースに行った時に端末の電源が落ちてて遊べなかったのよね。
今回、満を持して遊んだのだが、唸る完成度と言うほかなかった。
画面中に敷き詰められた遊び心の数々で、画面のどこをタッチしても反応が返ってくる。
例えば上の画像、ノートの左右上端のL・Rボタンを触ると「こういうボタンは画面の回転に使われる事が多いよね!」みたいなコメントと共にノートがぐるっと一回転するギミックが仕込んであったりするんだよ!
ブース自体もこんな感じで作りこんであったりと、とにかく遊び手を楽しませようとアイデアが満載の展示で、楽しさでいえば一番のブースだった。
今年のBitSummitのVermilion Gate Award(BitSummitで一番大きい賞)獲ったのも納得。
去年も出展されてたことを差し引いても、そら受賞するわ。
1ページごとにゲームの遊び方も変わるらしく、製品版にはシューティング風のステージなどもあるらしい。
作品のテーマがテーマだけに、このゲームのエンディングがどうなるのかもめっちゃ気になるし、そういう意味でも遊んでみたい一本。
まさかノート一冊終わったからハイ終わり!みたいなエンディングじゃないと思うし。
・・・・・・ないよね?
ただタブレット端末持ってないから、Switchで出ると嬉しいなあ。
このゲームはそこそこ大きな画面のタッチ操作で遊べてこそ、みたいなとこある。
Dream Daddy:A Dad Dating Simulator
プレイヤーは一人娘を持つシングルファーザーとして、ご近所のパパ友と仲良くなる(意味深)のが目的の恋愛ゲームです。
深く語る必要はない。見ればわかる。
Steamでは発売済みだが、今度日本語対応が来るそうで。
パパ友が欲しい人はマストバイなゲームだ。
Muse Dash
去年も出展されていた、可愛い女の子が一杯の音ゲー。
スマホでは発売済みのタイトルなのだが、この度SteamとSwitchで6月20日に発売が決定しました!
これはイチオシのタイトルなので外せませんわ。
音ゲーあんまり得意じゃないけど、見た目が好みすぎるので絶対買う。
Ghostpia
ghostpia for Nintendo Switch オープニングムービー
独特な空気感が特徴のデンシ・グラフィックノベル。
公式サイトで内容に触れることができるので、気になったらまず覗きにいってはいかがか。
iOSでもダウンロード可能。
自分はBitSummitで知って気になったので、時間が空いた時にボチボチ読み進めていこうかと思ってます。
NECROBARISTA-ネクロバリスタ
Necrobarista - Official Cinematic Trailer
これも独特な表現方法・空気感を持ったビジュアルノベルゲーム。
死者と生者の世界の狭間にあるコーヒーショップ・ターミナルを舞台にした物語だそう。
試遊版はほぼOPムービーだったのでどういう話になるかは見当もつかないが、個性が光るビジュアルは興味をそそる。
メルボルンを拠点に置く開発会社で、物語の舞台となるターミナルもメルボルンにある設定らしい。地元愛!
No Straight Roads
No Straight Roads - Welcome to Vinyl City | PS4
No Straight Roads - DJ Subatomic Supernova Gameplay Demo
悪のEDM帝国にインディーロックバンドが立ち向かう!武器はロックンロールだ!
そんな感じで頭空っぽなストーリーのアクションゲーム。
これブーブスバンドじゃないの? ブシェミじみた男が出てきたりしない?
ドールハウスちゃんカワイイヤッターではなく?
元スクウェア・エニックスに在籍し、FFXVのリードゲームデザイナーを務めたWan Hazmer氏がマレーシアに帰って立ち上げたゲーム会社が製作した作品。
試遊の範囲だと、あまり音楽とアクションが噛みあってる印象は受けなかった。
先の方のステージだと違うのかなあ。
Rezとかあのぐらいのレベルを期待したのでちょっと期待外れのところはあったが、世界観や馬鹿っぽいストーリーは嫌いじゃないのでそれなりに楽しみ。
2019年中に発売予定だそうだが、日本で出るかはわからない。
Orangeblood
沖縄近海に浮かぶ人口島「ニュー・コザ」を舞台に、四人の少女達がマフィアを相手に大立ち回り、なRPG作品。
緻密に描きこまれたドット絵で表現されたダーティーな世界観は見事の一言。
『ブラックラグーン』を彷彿とさせる台詞回しや、士郎正宗作品のような複雑な世界設定はやや人を選ぶ印象を受けたが、ドット絵だけでも一見の価値あり。
描きこまれすぎててちょっと狂気すら感じる。
あと、わりと平気で主人公達が酷い目に遭うので、リョナ勢にもいいかもしれない。
開幕でマフィアにボコボコにされて、ゴミ捨て場に捨てられるところからスタートするRPGって尖ってるよなあ。
戦闘システムも銃主体で立ち回るため、合間にリロードを挟む必要があったり、個性的だと感じた。
いやあ、インディーって感じがしていいね!
2019年の夏~秋に発売予定とのこと。
OUTRIDER MAKO ~露払いマコの見習帖~
これもドット絵が素晴らしいタイプのゲーム。
ゼルダの神トラみたいな見下ろし型のアクションゲームで、依頼に沿ってフィールドで素材を集めて梱包し発送していく、文字通りお使いゲーなゲームだ。
敵や設置物に飛びつく高速移動を駆使しつつ、敵に動きを封じる赤蜜をかけて有利に立ち回るシステムが特徴。
良く出来ていて面白いゲームではあったのだが、試遊版では少し難易度が高いように思われた。
肝心の飛びつき操作が狙った所に行きづらくて思うように回避できないことが多く、回復アイテムもほとんど出なかったし!
とはいえ、2020年発売予定のゲームでまだまだ開発途中のゲームなので今後に期待という感じ。
試遊版の難易度の高さだったらあんまり遊ぶ気はしないなあ。
ベアナックルⅣ(Streets of Rage 4)
セガから正式な許諾を受けたDotEmuから発売が予定されている、ベアナックルシリーズの新作!
見た目は少し変わったものの、感触は完璧にベアナックル!
キャラボイスとか含めて!(笑)
あまりにも良く出来てたからアクセルとブレイズで一回ずつ遊んでしまったわ。
雑魚の挙動も含めて俺の知ってるベアナックルだったので、嬉しい気持ちが吹き上がってしまった。
ベアナックルが好きな人は要チェック!
発売日は未定だが、発売が待ち遠しいぜ!
モチ上ガール
モチモチ少女を操作するハイスピードモチモチアクション。
いや、そんなキャッチコピーではないけども。
ちなみにタイトルは“もちあがーる”と読む。まあ普通わかるよね。
モチを伸ばして壁や天井にくっつけ、高速移動を駆使しつつゴールを目指すアクションゲーム。
海腹川背とソニック・ザ・ヘッジホッグを足して、それを簡単操作にしたようなゲームだ。
遊んですぐにハイスピードに動かせるようになる操作感の良さが、とにかく気持ちいいの一言に尽きる。
上空に飛び上がった時にカメラが操作の邪魔にならない程度に俯瞰視点になって着地点を映してくれる配慮など、すごくアクションゲームのことをわかってる&配慮してる作りがもうね・・・・・・すげえすげえって言いながらプレイしちゃったよ・・・・・・。
しかもこれ作った人はまだ若干大学一年生っていうすごさ。
天才かなって思った。
まだ後半ステージが死ぬほど鬼畜な可能性とかはあるけど、これは是非買って遊ぼうと決意しました。
いや、これほんとすげーから。
有翼のフロイライン
フロイラインと呼ばれる武装した少女達を駆って戦う、ハイスピードフライトシューティングゲーム。
主人公のクラーラの声優を務めるのがアイドルマスターシンデレラガールズ 木村夏樹役や、スタートゥインクルプリキュアのキュアソレイユ役でお馴染みの安野希世乃さん。
ハイスピードがウリで確かに自機はハイスピードではあるものの、敵が硬かったり演出のもったり感もあり、ハイテンポではなかったのがすこし期待外れだったタイトル。
自機の慣性がややきつく、操作に慣れることができなかったので、もう少しプレイ出来て上達すれば印象が違ったのかもしれない。
ただ、敵に攻撃が当たってるのか当たってないのかよくわからなくて爽快感なかったのはあまり好きじゃなかったんだよね・・・・・・。
ヒット表示とかわかりやすいエフェクトとか欲しいなあ。
ただグラフィックはインディー作品としては綺麗。
Scarlet Gazers
GB風の2D STG。
あくまでGB風であって、GBの仕様を完全再現したものではないが(キャラ表示数や同時発音数とか)、個人的にはそういうところの完全再現はあまり気にしないのでじゃんじゃんGB風で豪華なゲームにしてほしい。
だってほら、強力にパワーアップしたレトロハードって昔夢見た浪漫じゃん!
任意でランクの上げ下げが行えるのが特徴。
またランクを下げると画面内の弾消しが行えたり、ランクを上げればスコア倍率を稼げるシステムがある。
安全な所ではランクを上げて難所で下げる・・・・・・という戦略性が重要なSTGだ。
STGに詳しい方ならピンとくると思うが、ボーダーダウンやカオスフィールドを意識した作りね。
更にステージ随所には有名作品をオマージュした展開が盛り込まれていたりなんかもして、ニヤリとできる上質なSTGになっている。
やや弾とアイテムの視認性に難があったが、開発者の方曰く、「バトルガレッガみたいなものだと思って我慢してください」とのこと。
その割り切り方、嫌いじゃないわ!
まあ、GB風だとやっぱ色の問題がどうしてもね!
GB風な見た目とは裏腹に、バリバリ撃ってジャンジャカ壊せるハイテンションなゲームに仕上がっていて爽快感溢れる作品だったので、かなり面白かった。
リリースは未定のようだが、楽しみ。
今回のBitSummitはSTG作品の出展が少なかったのだが、この作品の完成度が高かったので割と満足。
PlayDog PlayTag
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四匹の犬が飼い主を飛ばして戦い、骨を奪い合う対戦パーティーゲーム。
飼い主で建物をぶっ壊すと特殊能力を持った飼い主が出てくることもあるぞ!
何を言ってるのかわからない? でしょうね!
俺もわからなかったので、ブースの人に「このゲームどうかしてますね」って伝えたら、満面の笑みで「ありがとうございます!」って返されたよ。
まあそういうゲームです。
簡単操作でワイワイ楽しめる内容。ってまとめちゃっていいゲームなのかすごい不安だ・・・・・・。
BitSummit Vol.7のまとめ
というわけで、自分が遊んだタイトルの中からセレクトして紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
他にも遊んだタイトルは多数あるんですが、試遊版だけだとイマイチゲームの雰囲気が掴みきれないもの等もあり、とりあえずこれだけ、といった感じで選んだ次第。
それに前回もそうでしたが、個人ではフルで二日間回っても到底遊びきれない&チェックしきれないぐらいのゲームが出展されていて、とてもじゃないですが手が回りません!
俺、一日目は昼飯も食わずに遊んでたけど全然ムリだったもん!
アワード受賞作品クラスでも遊べなかったやつあるし!
『狼と香辛料VR』とか評判良かったのに触れなかったんだよなあ。悔しい。
Vol.7の出展作品ですが、Vol.6から更にクオリティが上がったように思います。
もはや相当クオリティの高い作品じゃないと選考に残らないんだろうな、っていうのがありありと透けて見えるような作品ばかり。
クオリティが上がりすぎて、もはや「グラフィックが少し綺麗」や「ゲームとしての完成度が高い」程度では、BitSummit参加者の目に留まらないのではないかと感じました。
何か一つ、強いコンセプトを持ってないと勝負に持ち込む事も難しくなってきているのかな、と。
例えば、今回のBitSummitは2Dアクションの出展が多かったような印象を受けたのですが、そこから更に何か付随する強みが無いと少々出来が良くても「ロックマン風のゲームだな」とか「またメトロイドヴァニアか」ぐらいに思われて相手にされないステージに突入している気がします。
というか、一般参加者目線だと単純に出展数も多くて遊びきれないこともあって、遊ぶ前からなんとなくプレイ感の想像がついてしまうと後回しにしちゃったりも。
まあこれはBitSummitだけに限った話ではないんですが。
その点、やはり『モチ上ガール』とか強いですね。
見た目でも差異がついてるし、スピード感は派手に映る。
イロモノ路線な『PlayDog PlayTag』も、そういう点では正しい戦略だと思います。
とりあえず触ってみようとは思わされますし。
人の目を惹きつけるフック大事ですね。
そういった経緯で、今回の記事で取り上げた作品の基準はコンセプトの強みがあるかどうかを考慮しています。
あ、でもベアナックルⅣはコンセプトとかじゃなくて完全に趣味。
時間足りなさすぎてコンセプト強いのに触れなかった作品もありますが。
『音効炒飯』とか!
Vol.7での特色といえば、中国系のゲームが増えました!
この記事ではあまり紹介出来てないですが、中国系のゲームが多数出展されており、やはり勢いを伸ばしてきているな、と感じました。
来年やそれ以降では更に更に勢力を伸ばしてくるのではないでしょうか。
面白いゲームが出るのは大歓迎なんで、むしろもっとグイグイ来て欲しいですけどね!
あと、顕著に2D STGが減ったのも面白い。
『アースアトランティス』や『BlackBird』がVermilion Gate Awardを受賞したこともあり、イメージの固定化を嫌って意図的に2D STGを減らしたのかなーなんて邪推したりもします。
たまたま少なかっただけかもしれませんが。
来年以降、どのように出展傾向が変化していくか非常に楽しみです。
とまあ、こんなところで今回のBitSummit振り返り感想記事は締めたいと思います。
最後に一言。
もっとホラーゲーム出展しろ。マジで。