シューティングゲームを復活させる前に、本当に死んだジャンルなのか2018年の発売タイトル数で調べてみる。
つい先日、Switchで『SEGA AGES サンダーフォースⅣ』を遊んでいる最中に驚きの情報が流れてきまして。
レアリティ，“本格弾幕シューティングゲームの開発プロジェクト”をクラウドファンディングCAMPFIREにて公開 https://t.co/nxgaJRRvS0 @4GamerNewsより
— レアリティ(Rarity) (@rarity_co_jp) 2018年10月10日
＞最近シューティングゲームを見かけなくなってしまいました。
しかし、シューティングゲームの面白さが廃れたわけではありません。
今でも新しいシューティングゲームを心待ちにしているユーザーはいます。
既存メーカーがシューティングゲーム開発するのをこれ以上待っていられないので
本格弾幕シューティングゲームの開発プロジェクトを立ち上げることにしました。
どうぞご支援の程宜しくお願い致します。
シューティングゲーム復活プロジェクト！？
なんと！
俺が『サンダーフォースⅣ』を遊び、
『バトルガレッガRev.2016』でランク調整に四苦八苦し、
『イルベロデリンジャ』の再配信に喜びつつ
『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』で漁にいそしみ、
『サイヴァリア デルタ』でBUZZってレベラッ！しながら、
SwitchとPS4に移植された『斑鳩』で我、生きずして死ぬこと無く、
『RXN -雷神-』でやっと見つけたよーと歌い、
同人STGの『Rolling Gunnner』もそろそろ攻略始めたいなーと思いつつ、
10月18日発売のBLACK BIRDや
11月29日発売のケツイDeathtiny ～絆地獄たち～を楽しみにしている所に、
いつのまにかSTGが消えてしまっていたなんて、まさに寝耳に水の報せという他ありません･･････。
昨日までピンピンしていると思ったSTGちゃんが死んでしまっていたなんて･･････。
まあでも、元気だった人間がある日突然ぽっくり逝ってしまった、なんてことは往々にしてあることです。ゲームジャンルも似たようなことが起きる可能性はゼロではありません。
いつも身近にあると思っていたからこそ、灯台下暗し的に愛しいジャンルの死に気づいてあげられなかったのかもしれません。
もし死んでしまっていたのだとしたら、STGを愛している人間の一人として、STGの復活に手を貸さないわけにはいきませんね？
というわけで、2D STGがどういった風に死んでいるのか、バイタルチェックとして、2018年で発売されたSTGのタイトル数を調べてみたいと思います。(2018年10月13日時点)
もし十分な数のSTGが供給されていないのであれば、「STGはジャンルとして死んでいる」と見做す一つの目安になりますし。
数えてみると意外と本数が出て無かった、みたいなこともあるかもしれません。
とりあえず事態をわかりやすくするため、PS4とSwitchで発売されたタイトルに絞り、アーケードアーカイブス等の過去作の移植や、Steamからの移植作も分け隔てなく列挙していきます。
発売日は（）内に表記。
2018.1.1～2018.10.13で発売されたPS4のSTG
1.舞華蒼魔鏡（1月25日）
souvenir circ. | 東方Project ファンゲーム 舞華蒼魔鏡 PlayStation®4 / Nintendo Switch™ 公式サイト
2.GUNDEMONIUMS（2月1日）www.jp.playstation.com
3.Transcripted（2月7日）
4.アケアカNEOGEO ブレイジングスター（2月8日）
5.アーケードアーカイブス 妖獣伝（2月22日）
6.アケアカNEOGEO ソニックウイングス３（3月15日）
7.アーケードアーカイブス ムーンパトロール（3月22日）
8.Starry Nights : Helix（4月26日）
10.X-Morph: Defense（5月1日）
11.Shikhondo - 食魂徒（6月22日）
12.斑鳩 IKARUGA（6月29日）
13.カラドリウス ブレイズ（7月5日）
14.アーケードアーカイブス オメガファイター（7月26日）
15.Dimension Drive（7月26日）
16.アケアカNEOGEO プレヒストリックアイル２原始島（8月2日）
17.アーケードアーカイブス アーガス（8月30日）
18.サイヴァリア デルタ（8月30日）
ということで、PS4は現時点で18本がエントリー。
アケアカが相当本数稼いでますね。
2018.1.1～2018.10.13で発売されたSwitchのSTG
1.ZERO GUNNER 2- for Nintendo Switch（1月18日）
2.STRIKERS1945 II for Nintendo Switch（1月25日）
3.Tiny Troopers Joint Ops XL（1月25日）
4.戦国エース for Nintendo Switch（2月15日）
5.アーケードアーカイブス 妖獣伝（3月1日）
6.アケアカNEOGEO ソニックウイングス３（3月15日）
7.アーケードアーカイブス ムーンパトロール（3月22日）
8.戦国ブレード for Nintendo Switch（3月29日）
9.Aqua Kitty UDX（4月5日）
10.ドラゴンブレイズ for Nintendo Switch（4月5日）
11.アケアカNEOGEO ゴーストパイロット（4月26日）
12.アーケードアーカイブス テラクレスタ（5月10日）
13.アぺリオン・サイバーストーム（5月10日）
14.Tachyon Project（5月24日）
15.斑鳩 IKARUGA（5月30日）
16.イロ・ヒーロー（6月7日）
17.エース・オブ・ルフトバッフェ -スクアドロン-（6月14日）
18.シスターズ・ロワイヤル ５姉妹に嫌がらせを受けて困っています（6月14日）
19.ガンバード2 for Nintendo Switch（6月21日）
20.スーパーデストロノートDX（7月12日）
21.スターシップアベンジャー 地球奪還大作戦（7月19日）
22.アーケードアーカイブス オメガファイター（7月26日）
23.Dimension Drive（7月26日）
24.アケアカNEOGEO プレヒストリックアイル２原始島（8月2日）
25.サイヴァリア デルタ（8月30日）
26.舞華蒼魔鏡（8月30日）
27.アイスクリームサーファー（9月6日）
28.中華大仙（9月6日）
30.ステレデン バイナリ―スターズ（9月20日）
31.FullBlast（10月4日）
はい、Switchは怒涛の31本。
しかも、来週の10月18日に
・BLACK BIRD
・戦国キャノン for Nintendo Switch
・アケアカNEOGEO STRIKERS 1945 PLUS
の３本が発売予定です。
改めて調べて、本数の多さにびっくりした。
※追記
当初、食魂徒が10月18日発売と記載しておりましたが、10月25日発売の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。
・Shikhondo (シクホンド) - 食魂徒
その他のハードのSTG
ところで、なんで今回はPS4とSwitchに限定したの？という声もあるかと思います。
SteamとスマホのSTGも数えろ！って 声が聞こえてくるようです。
そこでこの画像をご覧ください。
STGのタグで適当に絞っただけでこんだけ出ます。
これで一ヶ月分です。
しかもSteamのタグは雑についてるので、正確な本数をしっかり調べてたら日が暮れます。
ぶっちゃけ数えるのヤダ！！！！めんどくさい！！！！！！！！
スマホゲーはもっとめんどくさくて、「弾幕シューティング」に限定して検索をかけただけで、眩暈がするかと思いました。
だから今回はやりたくないです。誰かやって。
あと、Google Playってゲームの検索性が劣悪ですね。
まあSteamはともかく、スマホにしても近年では
『アカとブルー』とか
ご存じケイブの『ゴシックは魔法乙女』
タイトーからは『レイクライシス』他のレイシリーズの移植が出てたりします。
じゃあ、アーケードのSTGはどうなの？という話をすれば、アーケード用に調整された『アカとブルー Type-R』や、エムツー開発の『もののけ忍法帖』の稼働が予定されています。
ゲームセンター不況が叫ばれる昨今でも、しぶとくアーケードSTGは生きながらえています。
STGを復活させるには･･････
STGを復活させるには、まずジャンル自体を殺さないと駄目ですね。
めちゃめちゃ元気じゃん、シューティングゲーム界隈。
死んでなければ復活させるも何もないんですよね･･････。
PS4とSwitchで共通して出てるタイトルも多いものの、コンシューマーでも相当な本数が出てますね。
レトロゲームの移植が多いというのはありますが、『雷電Ⅴ DIRECTOR'S CUT 』のような、有名シリーズのナンバリングタイトルが普通に出てたりもします。惜しくも発売が去年なので今回のリストからは外れてしまいましたが。
近年では、インディーズゲーム市場が活発で、少人数開発が比較的容易なSTGの本数が増えています。
携帯ゲーム機のニンテンドーSwitchが好調なのも追い風。
１ゲームが比較的短くカジュアルに遊べるSTGと、Switchの相性は良いですね。
おそらくこれからも、Switchで遊べるSTGは増えていくものと予想されます。
Steamからの移植もガンガン増えるでしょうし。
そんなわけで、STGは滅んだ、という印象とは真逆に、STGは戦国時代に突入しているんじゃないかというのが個人的な感想。
数多いタイトルが、ただでさえニッチなSTGファン層という小さなパイを奪い合ってる状況ではないかと。
STGは死んでるどころか、互いが互いを殺し合ってるぐらい元気です。
ということでSTGは復活させる必要なし！ということで、今回の記事は締めさせてもらおうと思います。
シューティングゲーム面白いから皆さん遊びましょうね。
