旅情電波発信局

ホラーゲームや映画やその他諸々の好きな事を書き綴っていくブログです。たぶんゲームの話題多め。

初心者のためのBloodborne知識

めでたいことに3月のPS PlusフリープレイがBloodborneということで、これを機にBloodborneをみんな始めると思います。一億総狩人時代の到来です。

しかしながら、そんな中にはソウルシリーズすらやったことなくて何していいかわからない!という新米狩人も多数いるかと思います。

 まだ始めたてで啓蒙が足りないそんな貴公らに向けて、ごく簡略化して「どのように獣を狩り始めればいいのか」をまとめました。

あくまで「ヤーナム市街をクリアするのにあったら便利」程度の情報なので、初歩中の初歩の情報のみです。
え? 今さら感がすごいって? それは自分が一番よくわかっている。

 

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過去はどうしたらいい?ステ振りは?

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始めたての人が まず困惑するのがこれ。
Bloodborneはステータスの振り直しが出来ないので、最初にしてかなり重要な選択です。

 結論から言うと、神秘が低い生まれを選んでください。

 そして体力が高いと序盤の難易度が低くなります。

以上から、
“村の生き残り”
“暴力的過去”
“従軍経験”
の三つが初心者向けです。

村の生き残りは体力が高く、序盤で生き残りやすいです。
暴力的過去は体力が二番目に高い過去で、筋力が高いため、近接型のビルドが作りやすいのが魅力。
従軍経験は体力は高くないものの、筋力と技術が高いため多少火力で勝り、近接型のキャラビルドがしやすいのが利点。

ステ振りはまず体力、それから自分の腕前にあわせて持久力に振っていくと楽。
火力が足りないなと思ったら適宜、筋力or技術に振っていきましょう。


ざっくりパラメーターについて解説すると以下のようになります。

  • 体力
    ・・・・・・HPが上がる
  • 持久力
    ・・・・・・スタミナの上限が上がる
  • 筋力
    ・・・・・・筋力補正のある武器の攻撃力が上がる
  • 技術
    ・・・・・・技術補正のある武器の攻撃力が上がる。内臓攻撃の威力が上がる(重要!)
  • 血質
    ・・・・・・銃の攻撃力、一部特殊な武器の攻撃力が上がる
  • 神秘
    ・・・・・・属性攻撃力、秘儀の攻撃力、アイテムドロップ率が上がる

Bloodborneは敵の攻撃力が非常に高いゲームなので、体力は非常に重要です。
体力を上げないと即死になる事はザラ、上げてても一発でHP5割以上持っていかれる攻撃を受けることは日常茶飯事。
低体力でクリアを目指すのは二周目以降にしましょう。

 

神秘は、神秘武器や秘儀は入手が遅く、しかも火力を出しにくいのがネック。
火力を出す為にはかなりの時間を要し、クリアまでの難易度は非常に高くなります。 
また属性武器はどの敵に何属性が効くのか?の知識が無いと運用がしづらいので初心者向けではありません。
結果、終盤まで死にステータスになることが多く、その分を他ステに回した方が楽です。アイテムドロップはどうせほとんど輸血液なんであんまり考えなくて大丈夫。

 

血質は銃の攻撃力が上がるとは言っても、このゲームは銃主体で戦うゲームではなく、そこまで重要ではありません。一応血質で攻撃力が上がる特殊な武器はありますが、入手は比較的遅いです。最終的にはかなり強くなるので絶対ダメではないとはいえ、やはり慣れてきた人向け。
もしそれでも血質を上げたい!というのであれば、技術と血質を上げていくのがオススメ。

筋力・技術は序盤から拾える武器によく補正が乗り、多くの武器の装備条件にもなってることから、一周目で上げるべきステータスです。
筋力と技術のどっちを優先するのかは武器のチョイスや好みの問題にもなってきますが、筋力のほうが一撃の火力は出ます。

 

色んな武器を使ってみたいから、万遍なく強化した器用貧乏キャラを作りたいんだけど・・・・・・というのも良いと思います。
火力が出づらくなるので少し難しくなりますが、初見プレイでは一番楽しいかもしれません。
ただし、Bloodborneではマルチプレイのマッチングにレベルを参照しており、あまりレベルを上げすぎると協力or対戦プレイがし辛くなるのは注意しましょう。
デモンズソウルからの慣例的に、100~150程度のレベルで止めるプレイヤーが多いようですので参考までに。

最初の武器はどれがいい?

 最初の右手武器はノコギリ鉈、獣狩りの斧、仕込み杖の三種類から選べますが、
個人的にはノコギリ鉈がオススメ。
ノコギリ鉈は優秀で、欠点が無いです。
振りも早いし火力も出て、変形後は攻撃範囲も広く、これ一本で最後まで十分なレベル。
なにより、Bloodborneの立ち回りを覚えるのに最適。
対人で強いのもポイント高い。

獣狩りの斧はノコギリ鉈と比べて一撃の威力と攻撃範囲の広さ、リゲインの回復量に優れます。ノコギリ鉈に比べるとやや振りが遅かったり、変形後は銃を併用できないなどほんの少し癖がありますが、こちらも優秀なので全然アリ。

仕込み杖だけ、他の二つよりほんの少し劣る印象。
振りがノコギリ鉈より遅い割に、ダメージでも劣ります。
変形後は攻撃範囲は広いのですが、回転力が無いのでやはり火力不足。
技術寄りのキャラなら、序盤で拾えるノコギリ槍を使った方が安定すると思います。
悪い武器ではないですし、かっこいいですけどね!!


左手武器は一長一短なのでお好きな方を。
獣狩りの短銃は射程が長く、予備動作と隙が少ないです。
獣狩りの散弾銃は射程が短い代わりに、攻撃範囲と怯ませ力が高いですが隙は多め。
獣狩りの短銃はボス戦向きで、獣狩りの散弾銃は雑魚戦向きといった感じですね。

 

ちなみに初期で選べる武器は、少し進めば水盆の使者からどれも買えるようになるので、神経質にならなくてもいいです。

 
Bloodborneの攻撃はR1の弱攻撃、R2の強攻撃の他に、ダッシュ攻撃、ステップ攻撃、ジャンプ攻撃、またそれぞれに変形後のモーションやらがあって多すぎて訳が分からなくなると思いますが、とりあえず最初はノコギリ鉈の変形前R1とR2だけ使えればいいと思います。

武器の補正値関連についてはややこしくなるので、次回があれば詳しく解説します。 

レベルアップできないんですけど!!

 はい。このゲームはしばらくレベルアップができません。
もっと詳しく言うと、最初のボスに遭遇して「啓蒙」を得るまでレベルアップ不可能です。

啓蒙が1以上になると、狩人の夢内で人形に話しかけることでレベルアップが可能になります。 

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 啓蒙は画面右上に表示されます。
 目玉マークの横が啓蒙の数値。
 この画像では4ですね。

 


この啓蒙とはマルチプレイやアイテム購入に使う通貨でもあり、特定のイベントや難易度上昇のフラグにもなっているのですが、3~4体ボスを倒すまでは気にしなくていいです。
啓蒙を得る条件は様々ですが、プレイしてたら自然に貯まりまくるので大丈夫。

 
ゲーム内的な意味では、啓蒙は“人ならざる者の知識”。これを得ることによって人から逸脱していきます。もっと言えば傍から見ると狂人に近づいていく、というもの。

なので、啓蒙を一つ得ると、
プレイヤーは夢の中でお人形さんと会話できるようになるわけですね。
お人形と喋るなんて狂人以外の何物でもありませんよね。

 

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でも人形美しいからどうでもいいですね。(啓蒙が高まる)


ということで、ボスと遭うまでは頑張ってヤーナム市街を探索してください。

HPの回復は?リゲインって何?

 HPの回復は「輸血液」というアイテムを使って行えます。
△ボタンで使用しますので、ソウルシリーズ経験者は注意!
過去作の両手持ちと間違って、武器変形と輸血液がごっちゃにならないように注意しましょう。

輸血液の最大携行数は20個で、上限を超えて拾った場合は倉庫に送られます。
プレイヤーが死んだ場合、倉庫の在庫から自動的に20個になるまで補充されます。
ボス戦で何回も死んだりすると、在庫が枯渇して補充されなくなるので注意!
特に序盤は枯渇しやすいです。

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最初のヤーナム市街だとここの大男二人を倒して稼ぐのが比較的効率が良いと思います。
ついでに銃パリイの練習をしましょう。

 

リゲインですが、
最初は忘れてください。
基本的にこのゲームはリゲインでは回復が追いつきません。


リゲインについて解説しておきますと、ダメージを食らった直後は減った分のライフゲージがオレンジ色に代わり、色が変わったゲージが消えないうちに敵を殴れば体力が回復するシステムです。

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上の画像でゲージの色が変わってる部分がリゲイン可能部分。

時間経過で次第に消えていく他、敵の攻撃を追加で喰らうとリゲイン可能部分は消失します。
つまり、リゲインしようと慌てて突っ込んで攻撃を食らうと丸損になります。


むしろリゲインしに行って返り討ちに遭うのが死因になりがち。

 
初心者がリゲインを安全にできるタイミングは、
死にたてホヤホヤの死体を殴りつける時です。

敵は倒してから完全に動かなくなるまでの数秒間、リゲイン判定が残っています。
ですから、敵にトドメを刺す瞬間に相討ちで攻撃をもらってしまった場合などは、頑張って死体蹴りして取り返してください。

また、内臓攻撃を行えば、その時点で残っているリゲイン可能部分を一気に取り返すことが可能です。
敵の攻撃を銃パリイした時に相討ちダメージをもらった場合は、慌てず内臓攻撃に繋げて回復した方が良いです。
距離が遠い場合は前ステップで怯みモーションをキャンセルして内臓攻撃します。

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銃撃が相討ちになったら

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前ステキャンセルで内臓攻撃。
最初は出来ないと思うので慣れてきたら練習しましょう。

とは言え、特殊な状況を除いてはリゲインよりも回避のほうが大事です。 
リゲインできるかどうか微妙な時は、ステップやローリングで距離を取ったほうが良い場合が圧倒的に多いことは覚えておいてください。


銃の使うタイミングは?銃パリイって?

 さっきから銃パリイという言葉が出てきていますが、銃パリイとは敵の攻撃にあわせてカウンターで銃撃し、敵の体勢を崩すことを言います。
体勢が崩れた敵には接近して内臓攻撃が行え、この時プレイヤーは完全無敵になっています。

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基本的には、自分と同体格の敵の近接攻撃は大体パリイが可能です。(ざっくりと言っていますが、例外もあります)

ボスであってもパリイが可能な攻撃も多く、Bloodborneでは絶対必須のテクニック。

 

敵の攻撃を無効化しつつ大ダメージを叩き込めるという、防御の無いこのゲームにおける最大の防御とも言えます。

 

最初に拾える銃二種はほぼパリイの為にあると言っても良いです。
せいぜい犬に散弾銃を撃ち込んで動きを止めるか、ミリだけ残った敵の体力を削る時ぐらいしかダメージ目的の銃撃は使いません。
水銀弾も輸血液同様に有限ですし、あんまり撃ちすぎると確実に弾が足りなくなります。

 

先へ進めば単純に威力の高い銃火器が手に入りますが、ある程度先ですし、血質強化しないと威力が出ません。


つまり銃撃はパリイが出来ればそれでよく、単純な銃の火力はあまり重要ではありません。
これがステ振りの項で血質が重要ではないと言った理由です。
同じ理由で武器の強化の際も、銃よりは近接武器を優先で強化してください。

 

さて、銃パリイのタイミングですが、基本的には攻撃が当たる直前です。
例えば武器を持った敵の場合、だいたい「相手が武器を振る瞬間」です。
「振りかぶった時」だと早すぎます。

タイミングの関係上、銃パリイと敵の攻撃がかち合う喰らいパリイは頻発します。
相討ちになった時は落ち着いて内臓攻撃を決め、喰らった分をリゲインしましょう。

内臓攻撃中は無敵で、周囲の敵を怯ませる効果もありますので、混戦時で敵が複数いても、銃パリイが決まりさえすれば内臓攻撃は有効な手段です。
どうしても複数の敵を相手にしなければいけない場合、内臓攻撃も視野に入れて打開策を考えましょう。

最初はなかなか銃パリイが出来ないと思いますが、出来るようになるとかなり楽にゲームを進められるようになるので最初のうちに頑張って習得してください。

 ちなみに十字キーの上を押せば、一定の体力と引き換えに上限5発まで弾を追加することができます。
(体力がある限り何回でも使えますが、水銀弾とは別に計上されるので注意)

 

回避あれこれ

 このゲームには防御はありません。
(木の盾という物もありますが、だいたい役に立たないので忘れてください)

 

 そこで、敵の攻撃はステップとローリングを使って回避していくことになります。

ステップはロックオン時にスティック+×ボタンを押すことで発動可能で、ローリングは非ロック時にスティック+×ボタンです。

ステップは素早いかわりに移動距離が短く、ローリングはやや遅い代わりに移動距離が長くなっています。

基本的にはステップを使っていきますが、一部の巨大な敵の攻撃などはローリングの方が回避しやすいものもあります。


一番重要なのは、ステップもローリングも無敵時間があること。
意外と最初に気づかない人が多いので知っておくといい情報。
敵の攻撃にあわせて前ステップすることで、攻撃判定をすり抜けつつ敵に近づくテクニックは必須!

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例えば銃撃も前ステップで抜けられます。


初見の敵に遭った場合は、敵から少し距離を取って様子を見つつ、いつでもステップ回避が出来るように備えておくのが定石です。

初見の敵に突っ込むのはフロムソフトウェア製のこのゲームにおいて自殺行為なのでやめましょう絶対。

 

それでもヤーナム市街が難しすぎるんですけど!!

 はい。

残念ながら仕様です。

 

 というのも、Bloodborneのチュートリアルにあたるヤーナム市街、最初のステージとは思えないぐらいマップが複雑で入り組んでおり、敵の配置は陰湿で、雑魚も普通に強いです。
特にボスなんて初見プレイヤーの心をへし折りに来てるとしか思えない強さ。

逆に言えば、
ヤーナム市街がクリアできたらBloodborneを必ずクリアできます。

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初心者なら10回20回死ぬのは当たり前。
死んだ回数はあんまり気にしないほうがいいと思います。

 アドバイスとしては、使える物は何でも使いましょう。
道中で拾える火炎瓶は強力な属性攻撃です。
油壺は相手の炎耐性を大幅に下げます。
組み合わせれば・・・・・・後はわかりますね?

石ころは敵をおびき寄せて1対1にするのに有用です。
武器を強化するのも忘れないように。


また、ヤーナム市街にはサブイベントがあり、ボス戦の手助けになる物が手に入るかもしれません。
明かりのある家には話しかけることが可能なので見落とさないようにしましょう。
初見では気づきにくいです。

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こういう場所を見落とさないように。


あとは、なるべく雑魚敵とは1対1で戦いましょう。
さらっと書いてるけどこれが最重要かも。
敵に待ち伏せされていないかもよく警戒しましょう。
雑魚戦では勝てないと思ったら逃げるのも重要です。


稼いだ血の遺志は貯めずにガンガン使いましょう。
慣れないうちは一回死んだ場所に回収しにいくのもままならないと思います。
ぶっちゃけロストしまくると思うので、ある程度貯まったら引き返してレベルアップかアイテムに換えていきましょう。
ちょっと足りない時は拾った死血(使えばいつでも血の遺志に換えられるアイテム)を足せばいいです。



ということで、いかがでしたでしょうか。
やや詰め込み気味で、今更気味の記事ではありますが、少しでも新規プレイヤーの助けになれば幸いです。

啓蒙についての詳しい話や、武器強化、聖杯ダンジョンなど、もっと説明したい事柄もあるのですが、あまり一気に書いても訳が分からなくなると思うのでとりあえずヤーナム市街だけでもクリアを目指してもらえたらなと思います。


要望コメントかある程度の閲覧数があれば続きを書いて補足していくかもしれません。