仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピーを観てきた
ちょっと前のことになるんだけど、仮面ライダーパラドクスwithポッピーを劇場で観てきたぞ。
行くのが遅かったせいで入場者特典が貰えなかったのは惜しかったけど、面白かったから気にしないことにするぜ!
Vシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』公式サイト
というわけで、前回に引き続き、ちょっと内容に触れつつ感想。
あんまり本筋のネタバレは無いですが、若干ネタバレ含みます。
ちなみに前回記事はこちら
物語が大きく動く三部作の二話。
美人女医・八乙女紗衣子が新しいゲーム「バグスターをつくるぜ!」のテストプレイを持ちかけてくるところから話は始まる。
どうやらバグスターを“人間らしく育てる”ゲームらしい。
宝条永夢はパラドを人間らしく育てることになるんだけど、育成用ゲームキャラになったパラドを見て、ポッピーが放った一言が衝撃的すぎた。
ポッピー「私も育ててよ~!」
青少年の何かがアブナイ!
イ○ュージョンを越えるゲームが爆誕した瞬間である。
早く製品化して販売しろ幻夢コーポレーション!!
世界よ、これがゲームだぁ・・・・・・!
しかし、自分から育成用ゲームキャラに進んで志願するあたり、人間とバグスターとの価値観の違いが浮き彫りになっていて、一種の気持ち悪さがあるのが面白い。
やっぱりバグスターと人間は別種族だっていうのが強調される。
結局、永夢はパラド、ポッピーは紗衣子が育成することになる。
とりあえず「着せ替え」でポッピーを育成することになるんだけど・・・・・・
ここの怒涛の松田るかコスプレショーがすごい。
ポッピー「ニチアサのトキメキはポッピーにおまかせ!」
なんてメタな台詞も飛び出し、ポッピーもカメラもノリノリ。
もはや松田るかのイメージビデオ状態である。いいぞもっとやれ。
コスプレのチョイスは鈴村監督の好みだそうな。
ちなみにさっきの台詞は
ポッピー「ニチアサのトキメキはポッピーにお任せ!みんなで一緒に〜!」
— 松田るか (@imrukaM) 2016年12月12日
皆「わーい!」
ポ「ハイテンション音ゲーガール、仮野明日那ことポッピーピポパポです!」
ポピ推し(いて欲しい)「せーの」
皆「ポッピー!」
と言うコール&レスポンスで今後のイベントは自己紹介します!
という、イベントでのお決まりの挨拶が元ネタだそうで。
アイドルコスで歌まで歌いだすぞ!よく考えたら、TV本編でもポッピーの歌唱シーンけっこうあったな・・・・・・!
今回の主題歌も松田るかが歌ってるんだけど、地声の歌めっちゃ上手くてびびったぞ。
いや、本当にポッピーのアイドル姿が似合っててビックリしたわ。
ところで今やってる仮面ライダービルドにもネットアイドルの人がいましてね。
・・・・・・。
ニチアサのトキメキはポッピーにおまかせ!
(仮面ライダーグリスにスクラップフィニッシュされる音)
一方、永夢はゲームで対決することでパラドを育成することになるんだが、ここから
『バンバンシューティング』
『ボーズ・オブ・テラ』
『ドラゴナイトハンターZ』
の衝撃のゲーム内容が明らかに。
まず『バンバンシューティング』
実写取り込みの敵を撃つ、アーケードのガンシューティングで、実在のゲームを例に出すと
『リーサルエンフォーサーズ』を駄目にした感じ。
『ボーズ・オブ・テラ』は、『太鼓の達人』の要領で流れてくるリズムアイコンに合わせて木魚をポクポク叩きつつ、これまた実写取り込みのゾンビが迫ってくるのをタイミング良く手に持った数珠で「破ァーッ!!!!!」して成仏させていく。
まさかの音ゲー。
超クッソ激烈に個性的なゲームで、画面から溢れるインパクトに度肝を抜かれる。
このゲーム超遊びてえ。
『ドラゴナイトハンターZ』はまさかのモンハンじゃないゲーム内容。
見た目2D格闘っぽい。そしてまた実写取り込み。
『ツインゴッデス』!?
そしてグラファイト、お前そんなキャラだったのかよ!!
ゲームそのままじゃねえか!!!!! コスプレイヤーに間違われて外に出歩けなかったんじゃないかって心配になるレベル。
なんていうか・・・・・・、あの世界でマイティアクションXが大人気ゲームなのわかった気がする。
あの世界、PS・SS・3DO初期の頃のゲーム路線引きずってる。
幻夢のゲーム、実写取り込み好きすぎる。
実写取り込みに飽き足らず、現実をゲームに変えてしまえ!って発想でゲーマドライバーが生まれたんだなきっと。神の発想だ。
むしろこんなゲーム開発してる幻夢でさえ大企業なあの世界って、
バンダイナムコが世界牛耳ってるんじゃねーの?
仮面ライダークロニクル以外の幻夢のゲームに比べたらバンナムのゲームの完成度ヤバいでしょ。
まさか、財団Xの正体って・・・・・・
だいぶ話が逸れたが、まだ物語の本筋が始まっても無いあたりでこのネタ密度の濃さである。ヤベーイ!
ここからは内容を書くとちょっとネタバレが多くなってしまうので端折るけど、『パラドクスwithポッピー』ではラストに向けて話が大きく動き、非常に面白くなってくる。前回はやっぱり今後の展開の布石って感じが強かったんでね。
脚本はもう安定というか貫録というか、前作ラストで復活させられた檀正宗と檀黎斗の親子関係を、育成ゲームとオーバーラップさせつつ描くっていう高度な芸当を当然の如くやってみせてる。
エグゼイドは一見かけ離れたテーマを繋げるのがほんと上手い。
エグゼイド本編を見ていたら誰もが思う「檀黎斗が暗躍してもすぐハイパームテキが出てくるんじゃないの?」って問題もきっちりカタをつけつつ、それでいて永夢が空気にならないっていう丁寧さ。エグゼイドはつくづくキャラの立て方が上手い。
そしてやっぱり見どころといえば、今作の主役パラド役の甲斐翔真の好演!
パラドと黒パラドの一人二役に挑戦して演じきってて、若干20歳でこれか・・・・・って感じで驚きしかない。40話の演技とかすごかったもんな・・・・・・。
初期パラドのたどたどしい台詞とはもはや別人だわ。
久々に仮面ライダーポッピーが見られたのも良かった。ポッピーは動きが独特だから見てて楽しいのよね。本編では出番が減っていったのが残念だったけど、今回は意外な強さを見せてビビった。よく考えたらレベルXだし、地味にスペックも高いんだったポッピー。
で、やっぱりある意味で主役な檀黎斗神。
ぶっちぎった演技でいつも笑いや話題を提供してきた神だったけど、今回はある出来事がきっかけで完全にぶっ壊れた感じになって、ちょっと怖い。
今までと言動はあんまり変わらないようで、今までとは明らかに違う箍が外れたような狂気を感じる。
「今の私は檀黎斗じゃない。ただの神だ!」って台詞が良い(台詞うろ覚えだけど)
でもやっぱり予告でもあった裸のシーンは笑っちゃうんだよなあ!
やっぱりエグゼイドファンは神の手の上で転がされてるわ。
一体『ゲンムvsレーザー』がどんな結末になるのか、楽しみすぎて目が離せない。
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